社会医療法人北九州病院 北九州総合病院

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診療科・センター

小児科
当科は「病気のみを診るのではなく、病気を持つ子どもさんを全体としてとらえるというトータルケア」をモットーとして診療を行っています。平日の一般外来・専門外来に加え、急性疾患を中心とした一次から三次までの小児救急医療に24時間365日対応することのできる体制を整えており、入院が必要な患者さんについては小児病棟(24床)で治療を行っています。
専門外来は神経、内分泌、腎臓、循環器、遺伝があり、沢山の患者さんをご紹介いただいています。また、産業医科大学小児科と緊密に連携し、専門外来の診療を行っています。小児保健活動として乳児健診、予防接種も完全予約制で行っています。
当科は小児科専門医研修制度の基幹施設である産業医科大学病院小児科から専門外来の非常勤医師の他、常勤医として1~2年ごとに小児科専門医または小児科後期修練医を交代で派遣してもらっており、小児科専門医育成と新しい知識の吸収・医療レベルの向上に努めています。また、地域ニーズの多い小児救急を維持するために、常勤医だけではカバーできない当直帯の応援医師派遣も産業医科大学小児科から多大に受けています。

診療科の特徴

平日の一般外来・専門外来は病診連携を重視して紹介患者さんを主とした診療を行っています。病状が改善した場合には、かかりつけの医療機関に戻っていただく方針ですので、ご協力をお願いいたします。
小児救急搬送ではけいれん疾患が半数以上を占め、その中でもけいれん重積は早急の対応が必要になります。そのため、当院への搬送に時間がかかる京築地域の救急搬送小児けいれん患者をドクターカーでドッキングしピックアップするユニークなシステムを2015年から継続しています。
入院に関しては小児科・他科にかかわらず14歳以下の患者さんは小児病棟個室に入院しています。また、生後6か月以上の小児患者さんで、家族の付き添いができない入院にも条件付きではありますが対応可能です。

対象疾患/診療領域

循環器外来は学校検診の三次医療機関として対応しています。
神経/遺伝外来ではてんかんや熱性けいれんといったけいれん性疾患や神経発達症の精査・加療に加え、遺伝性/家族性疾患や症候群等に対応しています。また、産業医科大学と連携し網羅的遺伝子解析も可能です。
腎外来では学校検尿異常に対する三次医療機関の精査に加え、夜尿、腎炎、ネフローゼといった頻度の高い疾患や先天性腎尿路奇形、代謝疾患の酵素補充といった稀な分野も対応可能です。また成人内科と協力し入院しての腎生検も行っています。
内分泌外来は、学校検診の成長異常精査機関、肥満や痩せの対応に追加して、尿糖陽性(糖尿病)精査機関としても診断・治療に対応しています。小児Ⅰ型糖尿病患者さんの持続インスリン皮下注入療法と持続血糖モニタリングに対応可能であり、肥満、Ⅱ型糖尿病、脂質異常症など生活習慣病などの対応も行っています。また、性早熟症など思春期発来異常の診療も行っています。

2023年 診療実績数

年間外来患者数 11,631人
入院患者数 1,361人
年間救急外来患者数 8,140人(内、救急車搬送患者数 645人/ドクターカー搬送数 37人)
  • 小児外来専用待合室写真 小児外来専用待合室(小児専用トイレもあります。)
  • 小児病棟ナースステーション写真 オープンで明るい小児病棟ナースステーション
  • 病室写真 病室は全室個室
  • プレイルームも完備し、日中は保育士もいます プレイルームも完備し、日中は保育士もいます