患者さんが納得のいく治療法を選択することができるように、治療の進行状況、次の段階の治療選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別に、違う医療機関の医師に求める「第2の意見」をセカンドオピニオンといいます。セカンドオピニオンは、今後も現在の担当医のもとで治療を受けることを前提に利用するものであり、担当医を替えたり、転院したりすることではありません。

1.現在の担当医の意見を自分なりに理解する
　まず、現在の担当医の意見を十分に聞き、理解することが大切です。
　その中で生じた疑問や不安は担当医に伝えましょう。

2.病院を決定する
　症状や治療方針に合わせて病院や医師を決定しましょう。

3.現在の担当医に伝える
　セカンドオピニオンを利用したい場合、担当医にその意思を伝えましょう。
　担当医に言い出しにくいと感じる方もいますが内緒で受けることはお勧めできません。
　担当医に伝え、医療機関への紹介状やこれまでの検査データを準備してもらいましょう。

4.受診の準備
　受診する病院に必要書類・予約の有無・料金・診療時間などを確認しましょう。

5.セカンドオピニオン後、担当医に報告する
　セカンドオピニオンで聞いたことについて担当医と話しましょう。それを踏まえてこれからの治療方法などを話し合いましょう。