褥瘡とは、いわゆる「床ずれ」のことで、横になったり座っている時に体重で圧迫されている部位の血流が悪くなったり滞ることで生じる皮膚の赤みや傷のことです。自分で寝返りや姿勢を変えることができない方などに発生しやすくなります。
褥瘡対策チームでは、褥瘡の早期治癒や予防対策について多職種で検討し、一人ひとりに合わせたケアを計画・実践しています。
具体的には、褥瘡のある方やリスクの高い方に対して毎週回診やカンファレンスを行い、褥瘡の状態を評価し、改善・治癒に向けた薬剤の選択や適切な使用の指導、適切なベッドの選択やケアの提案、リハビリテーション実施状況の共有や寝たきりにさせない、関節が硬くならないような訓練の実践、栄養確保の方法や食事の摂取状況・血液検査の結果等を踏まえた栄養管理の提案などを行っています。
また、安心してご入院いただけるよう、全職種参加の研修などを行い院内全体の教育にも取り組んでいます。