がんの罹患（病気にかかること）や転帰（最終的にどうなったか）という状況を登録・把握し、分析する仕組みであり、がんの患者数や罹患率、生存率、治療効果の把握など、がん対策の基礎となるデータを把握するために必要なものです。

当院では、標準登録様式に基づき「院内がん登録」を実施しています。
院内がん登録は、当該病院において診断や治療を受けたすべての患者さんのがんについての情報を収集・登録する仕組みです。登録されたデータは病院内のがん診療の実態を把握し、特徴を明らかにするための情報としてがん診療の質向上、患者さんやご家族への支援に役立てられます。
当院は希望参加施設として院内がん登録データを国立がん研究センターへ提出しています。

• 院内がん登録二次利用についてのオプトアウト患者説明書（PDF 380.13 KB）

氏名・生年月日・住所という基本情報に加えて、がんという重大な疾患の情報を登録しています。登録データに関する個人情報の取り扱いについては、「個人情報保護法」「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン」を遵守し、患者さんの個人情報保護に細心の注意を払っています。院内がん登録では情報提供時、また集計結果においても患者さん個人が特定されることはありません。