社会医療法人北九州病院 北九州総合病院

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医療機器について

骨密度測定

微弱なX線を用いて、腰椎と大腿骨近位部(股関節部)の骨密度の測定を行います。骨折をはじめ、リウマチ、糖尿病、慢性腎不全、婦人科疾患等の患者様の骨量減少や骨粗鬆症診断に役立っています。定期的な測定により骨量減少を早期に発見し、骨の健康状態の情報を数字で指標することで適切な予防法や治療指導を行うことができます。

骨粗しょう症は、骨密度の低下と骨質の劣化により骨強度が低下する病気です。骨折しやすくなり、寝たきりの原因ともなります。50代で10人に1人、70代で半数の方が骨粗しょう症になると言われています。
DXAは正確に骨密度を測定できる方法としてWHOの基準に組み込まれており、2018年現在、骨粗鬆症の標準的な診断方法となっています。従来の装置では、骨密度の測定のみ行っていましたが、今回導入した装置では骨密度の他に骨質の測定・体組成測定もできるようになりました。
なお、検査時間は15分程度です。

全身用骨密度測定装置は、HSA(大腿部強度評価)で骨質を評価します。
  • <HSA>大腿部強度評価
    頸部、転子部、シャフトのしなやかさ、皮質骨の厚み、つぶれやすさ等を幾何学的に算出します。このHSAに関しては骨粗しょう症学会でも重要な指標となっております。

骨密度測定検査の手順

ホロジック社製 Horizon W ホロジック社製 Horizon W
  1. 放射線科総合受付で受付後、骨密度測定検査室前にてお待ちください。
  2. 放射線技師よりお名前を呼ばれましたら、検査室に入室してください。
  3. 貴金属はあらかじめ外してください。またプラスチック類が付属している衣類は、検査の妨げになる場合がありますので、検査内容によっては脱衣や検査着への着替えをお願いすることがあります。
  4. 寝台に横たわり、数分間じっと動かないでいるだけで検査は終了します。なお、検査自体は痛みや気分不良を起こすような作用はございません。
  5. 検査終了後、測定結果を受け取り各診療科へお戻りください。
  6. ご不明な点がございましたら、放射線技師にお尋ねください。