社会医療法人北九州病院 北九州総合病院

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医療機器について

透視検査

X線透視検査とは、X線を利用して透視や撮影を行う検査です。X線透視することにより、動いている臓器の様子や、造影剤の流れ具合などを観察したりできます。人間ドックの胃バリウム検査などがこれにあたります。
消化管検査では、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸の病気を調べます。造影剤(バリウムなど)を胃や腸の壁に付着させ、空気を入れて膨らませた胃や腸の粘膜の状態を観察して撮影します。食べ物や便が残っていると診断に影響することがありますので、診療科で説明を受けた食事制限や前処置を遵守していただくようお願いします。検査時間は内容により異なりますが、通常20~30分程度です。
 
その他、透視検査では、内視鏡を併用した逆行性膵胆管造影検査、経皮的胆管ドレナージ、また、排尿時膀胱造影検査、尿道膀胱造影検査、尿管ステント留置などの泌尿器科系検査、神経根ブロックなどの整形外科系検査、経気管支鏡肺生検などの呼吸器科系検査などを行っています。

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食道・胃透視検査

食道・胃透視検査では、水に溶かしたバリウム等の造影剤を飲みながらの検査になります。寝台の上で左右にゴロゴロ転がることで、食道・胃・十二指腸等の粘膜の状態を観察していきますので、医師の指示に従って動いてください。検査時間は、およそ20分です。

食道・胃透視検査の手順

  1. 放射線科総合受付で受付後、検査室の椅子にかけてお待ちください。
  2. 検査室への入室は、お名前を呼ばれてからお願いします。
  3. バリウム等が衣類に付着してしまうため、検査前に検査着に着替えていただきますが、貴金属類やプラスチック製のものが付属した衣類は撮影の妨げになりますので、あらかじめ外してください。
  4. 胃の動き(蠕動運動)を止めるための注射を行います。
  5. 発泡剤と消泡剤を飲んでいただきます。
  6. 寝台に移動し、バリウムを飲みながら検査を行います。
  7. 体を左右に動かしながら、寝台を起倒しながら、任意の角度で撮影を行いますので、検査中は、しっかりと手すりをお持ちください。
  8. 検査終了後、下剤をお渡ししますので服用してください。

検査前の注意事項

  • 検査前日の夜9時以降の食事は控えてください。ただし、お茶等の水分は適度に摂取してください。
  • 検査当日は絶飲食で来院してください。
  • 心臓の疾患、緑内障、前立腺肥大、甲状腺機能亢進症等の既往がある方は事前にお申し出ください。
  • 妊娠されている方、および妊娠の可能性のある方は事前にお申し出ください。
  • その他ご不明な点は、医師または放射線技師にお尋ねください。

検査時の注意事項

  • 胃の動きを止める注射の効果は注射後20分程度です。なるべく迅速に検査を行いますので、ご協力ください。
  • 胃を膨らませるために発泡剤を飲んでいただきますが、検査終了時までゲップを我慢してください。
  • バリウム等の造影剤を飲む量は医師の指示に従って適量お飲みください。
  • 姿勢を変える際は、医師の指示に落ち着いて従ってください。

検査後の注意事項

摂取したバリウム等の造影剤は、体内で固まってしまうと、排泄が困難になってしまうことがありますので、早めに体外へ排出する必要があります。このため、水分を多めに摂取していただきますが、さらに下剤をお渡ししますので、必ず服用されてください。

大腸検査

大腸透視検査は、水に溶かしたバリウム等の造影剤と空気を肛門から注入し、検査を行います。胃透視と同様、寝台の上で左右にゴロゴロ転がることで、大腸の粘膜の状態を観察していきますので、医師の指示に従って動いてください。

大腸透視検査の手順

  1. 放射線科総合受付で受付後、検査室の椅子にかけてお待ちください。
  2. 検査室への入室は、お名前を呼ばれてからお願いします。
  3. バリウム等が衣類に付着してしまうため、検査前に検査着および検査パンツに着替えていただきますが、貴金属類やプラスチック製のものが付属した衣類は撮影の妨げになりますので、あらかじめ外してください。
  4. 大腸の動き(蠕動運動)を止めるための注射を行います。
  5. 寝台に移動し、バリウム等の造影剤を肛門から注入して検査を行います。なお、チューブを肛門から挿入しますが、ゼリー状の局所麻酔剤を使用しますので医師の指示に従ってください。
  6. 体を左右に動かしながら、寝台を起倒しながら、任意の角度で撮影を行いますので、検査中は、しっかりと手すりをお持ちください。
  7. 検査終了後、下剤をお渡ししますので服用してください。

検査前の注意事項

  • 検査前日は、朝・昼・夕食ともに検査食をとっていただきます。ただし、お茶等の水分は適度に摂取してください。
  • 検査時は水様便であることが原則です。便秘気味の方は、2,3日前から下剤を服用し、積極的に排便してください。
  • 心臓の疾患、緑内障、前立腺肥大、甲状腺機能亢進症等の既往がある方は事前にお申し出ください。
  • 妊娠されている方、および妊娠の可能性のある方は事前にお申し出ください。
  • その他ご不明な点は、医師または放射線技師にお尋ねください。

検査時の注意事項

  • 大腸の動きを止める注射の効果は注射後20分程度のため、なるべく迅速に検査を行いますので、ご協力ください。
  • バリウム等の造影剤と空気を注入しますので、お腹が張りますが、注射の効果が無くなると腸が動き始め、自然とおさまります。
  • 姿勢を変える際は、医師の指示に落ち着いて従ってください。

検査後の注意事項

注入したバリウム等の造影剤は、体内で固まってしまうと排泄が困難になってしまうことがありますので、早めに体外へ排出する必要があります。検査直後にトイレで排泄していただき、さらに下剤をお渡ししますので必ず服用されてください。