社会医療法人北九州病院 北九州総合病院

採用情報 採用情報 アクセス アクセス

医療機器について

MRI検査

当院では2022年秋に1.5TMRI装置の機器更新と3TMRI装置のアップデートを行いました。どちらの場合でも最新の装置を用いての検査をお受け頂けます。
T(テスラ)とは磁場強度を表す単位で、身近な例では磁石入り絆創膏の磁場強度はおよそ0.1T程です。MRI検査ではこの強力な磁場を利用して画像検査を行います。当院で導入している装置にはダイレクトデジタルコイルが採用されており、ノイズの少ない良好な画像を撮影することができます。
MRI検査は放射線を使わないため、被曝をせずに画像を撮影できることが大きな特徴です。CT検査とは異なる情報を得ることができ、CT検査では難しい関節軟骨や脳の神経線維の撮影、造影剤を用いない血管の撮影を行うことができます。

  • 2階放射線科検査室
    フィリップス社製 Ingenia3.0T
  • 救急外来撮影室
    フィリップス社製 Ingenia1.5T

検査の流れ

MRI検査は注意事項があります。そのため患者様によっては検査が受けられない場合があり、医師の説明のもと『MRI検査に関する問診票』を記入して頂きます。また、造影剤を使用する場合は、患者様の状態によっては使用できない場合もあるため、医師の説明のもと『造影MRI検査に関する問診票』を記入して頂きます。

  • MRI検査に関する問診・同意書 MRI検査に関する問診・同意書
  • 造影MRI検査に関する説明・同意書 造影MRI検査に関する説明・同意書

検査室に入る前に担当技師から金属探知機を用いての最終確認をさせて頂きます。確認が終わりましたら検査開始となります。所要時間は造影剤を使わない単純検査で20~30分程度、造影剤を使用する場合は40~60分程度となります。MRI検査は動きに影響を受けやすいため、検査中は動かないようにお願いします。
検査中はかなり大きな音が出るため遮音用のヘッドホンを着用して頂きますが、それでも大きな音がします。また、検査中には身体に電磁波を照射するため、その影響で身体が熱くなり汗をかく場合や、手先足先に痺れを感じる場合があります。いずれも一時的なものなのでご安心ください。

注意事項

MRI装置は強力な磁石を利用して画像を撮影するため、検査に当たってはいくつか注意事項があります。
その他、気になることがありましたら医師または担当技師に御相談ください。

  • 検査室内に金属類の持ち込みはできません。全て外して頂きます。(時計、ピアス、ヘアピン、ネックレス、カイロ、スマートフォン、磁気カード等)
  • 体内に金属が埋め込まれている方は、検査が出来ない場合があります。(MRI対応であることができる場合や、非磁性体である場合は大丈夫です)
  • 刺青・アートメイクのある方はその部位に火傷や変色が起きる可能性があるため、ご了承頂けない場合は検査をお断りすることもあります。
  • 磁石式のインプラントをされている場合、磁石がつかなくなってしまう可能性があるため検査できません。
  • 放射線被曝はありませんが、胎児への安全性が確立されているわけではありません。そのため、妊娠中及びその可能性のある方は事前に医師に御相談ください。
  • ペースメーカーを埋め込んでいる方は検査可能かどうか事前確認が必須です。医師に御相談ください。